睡眠
定義
不眠症にはさまざまなパターンがあります。眠りにつけないこと、長く眠れないこと、不適当な時に眠ってしまうこと、また、睡眠時間が長過ぎることや、異常な睡眠も含まれることがあります。
騒音が30デシベルを超えると、睡眠に影響が現われはじめます。30デシベルというのは、運転中のエアコンと同じくらいの音量と考えればいいでしょう。騒音が大きくなればなるほど、あるいは騒音の頻度が多くなればなるほど、睡眠への悪影響は増大します。
お年寄り、病人、交替勤務の人などは、騒音で睡眠不調になりやすいといえます。睡眠不足が健康を損ない、仕事や勉強を妨げるのはたしかですが、どの程度の不足で、どれだけの影響が出るかは把握されていません。しかし、睡眠を十分に取ることが重要なのは確かであり、現代人の多くが睡眠不足気味であることも確かでしょう。
治療・管理
環境の騒音を減らす方法の一つが耳栓です。以下に2つの研究論文の要約を掲載しますが、どちらも、耳栓に改善効果があることを認めています。
他の論文によると、耳栓がフィットしているか、快適であるかによって、効果はかなり異なります。耳栓を買う前には、優しく、しっかりとフィットしているかどうかを、しっかり確かめてください。
文献
- Reducing the effects of noise in hospital, Haddock J. Nurs Stand 1994 Jul 20-26;8(43):25-8.
- Nihon Emergency Medicine Society Kanto Region 18 (2), 1997, Ando, Ishizuka, Kikuta et al.
1. 日救急医会関東誌 18(2)、1997年、安藤 奈都美、et al.
救命センターにおける睡眠への援助について耳栓の効果を妨げる音を検討する
救命救急センターの環境は、その特殊性より患者が良好な睡眠を得にくい。現在まで騒音を小さくするため種々の環境面の工夫を行ってきたが、効果が得にくい状況であった。そこで今回私たちは、一手段として耳栓を使用し、騒音による睡眠障害に対する効果を検討した。
結論1 耳栓はセンター内での睡眠障害を改善し得る有効な一手段と考えられた。 2 最も睡眠の妨げとなる音は医療従事者の声や足音であった。
2.Nurs Stand 1994 Jul 20-26;8(43):25-8, Reducing the effects of noise in hospital, Haddock J.
病院で騒音の影響を減少する検討について
本論文は、病院における患者の不眠症の主因の一つが音であることを確認し、耳栓の遮音性と、耳栓によって睡眠障害が改善される効果について延べています。 あるテストスタディでは、耳栓をつけた患者と、つけない患者の睡眠の良好さが比較されており、耳栓が睡眠を改善する処置として有効で、容認されるべきであるとされています。
文献
- Japan Emergency Medical Society of Kanto 18 (2), 1997, N. Ando, et al.
- Nurs Stand 1994 Jul 20-26;8(43):25-8, Reducing the effects of noise in hospital, Haddock J.
- Am J Crit Care 1999 Jul;8(4):210-9, Wallace CJ, Robins J, Alvord LS, Walker JM,
- World Health Organization, Community Noise, Edited by Birgitta Berglund & Thomas Lindvall Stockholm, Sweden, 1995.
- www.adam.com Updated by: Galit Kleiner-Fisman MD, FRCP(C), Department of Neurology, University of Toronto, Toronto, Ontario, Canada. Review provided by VeriMed Healthcare Network.
- Berglund, B., & Lindvall, T. (Eds.). Community noise. Archives of the Center for Sensory Research, 1995, 2(1), 1-195.
