空気亜鉛電池と「ドライ&ストア」との関係
米国の補聴器電池メーカーEveready Battery Company, Inc.の1998年「ドライ&ストア」を用いての調査結果の日本語要約
調査目的:アメリカの電池メーカー エバーレディ社で補聴器用空気亜鉛電池2種類を用い、「ドライ&ストア」に収容して運転の場合と、同条件での室内保存の場合とを比較対照試験を実施。湿度を変えた環境の中で電池の劣化状況を調査した。
調査方法:- 空気亜鉛電池の2種類(312型・675型)でテストした。
- 湿度50%の場合と85%の場合の2条件でテストした。
- 空気電池を標準的に16時間稼動した状態にし、同型の半数を「ドライ&ストア」に入れ、残りの半数を室内で保存した。
- 8時間「ドライ&ストア」を運転し乾燥させた場合と、標準の場合(室内保存)分と比較した。
| 「ドライ&ストア」でテストした電池型 | 「ドライ&ストア」内保存と室内保存の電池比較 | |
| 50%湿度(RH) | 85%湿度(RH) | |
| 312型 | 変化なし 室内保存の電池と同じ容量をキープした |
「ドライ&ストア」に入れた電池が10-20%の容量優位を示す |
| 675型 | 変化なし 室内保存の電池と同じ容量をキープした |
「ドライ&ストア」に入れた電池が10-20%の容量優位を示す |
研究者側のコメント
まとめ:「ドライ&ストア」で保管・乾燥した方の容量劣化はなく、むしろ優位を保つ- 電池の相違があっても、「ドライ&ストア」内での乾燥は電池に悪影響を与えることはないということがいえると思います。
- 空気亜鉛電池のメーカーによって仕様の違いがありますので、「ドライ&ストア」の効果が多少異なります。
- 電池を湿度60%より高い環境に置けば電池容量の劣化が早くなると予想され、同じ電池を湿度が低い環境に置けばその劣化が遅くなるはずです。しかし、3週間程60%の環境に置けば、電池の劣化が進みます。
