補聴器を清潔に保つ「ドライ&ストア」の清浄性に関する説明

紫外線ランプ:Dry&Store補聴器空調システムの全てのモデルが、補聴器を清潔に保つ為に、紫外線清浄ランプを使用しています。紫外線ランプによって生じるUV-Cの主な照射は、最大限の清浄効果をもたらす波長(255nm)に近い254nmのスペクトル線のみで構成されています。紫外線ランプはオゾン層を破壊することがないように、特殊なガラス製の筒でできています。

清浄効果:微生物に対する紫外線照射の耐性は、周りの環境によって大きく変化し、なおかつ大きな影響を受けます。周りを乾燥させればさせるほど、微生物の活性を止めるのに必要とされる紫外線照射エネルギーは少なくてすみます。Dry&Storeの制御された内部の温度と最新の乾燥剤(Dry-Brik)が微生物の活性を止める理想的な乾燥した環境を作り出します。さらに紫外線ランプの周りを通過する空気は衛生的で、清潔な操作環境を提供することを保証します。

紫外線の強度(科学者は照射線量という言葉を使っています)は、要素の数(バルブの強度、バルブからターゲットまでの距離[この場合補聴器がターゲット]、ランプの照射時間、紫外線ランプの周りを通過する空気の温度等)によって規定されます。ただしすべて標準状態で使用するのが望ましいと思われます。

Dry&Storeの照射線量は、660~1100 J/m2

この数値は、ユーザーの方に対してどのような意味を持つのか?Dry&Storeの照射線量に対して、以下の表からデータを比較することによって、一回のDry&Storeの照射サイクル(3分)で微生物の活性を止めるレベルを計算することが出来ます。例えば物理学者は、ほとんどの外耳感染で存在する普通の微生物がPseudomonas –aeruginosaであるということを知っています。以下の表[(株)フィリップスのデータ]は、55J/m2の紫外線照射量が、紫外線ランプにさらされた条件下で補聴器表面にいるバクテリア(主にPseudomonas –aeruginosa)のうち90%が死滅するということを表わしています。

Dry&Storeの紫外線照射量は以下で示されている値の10倍以上の照射量であるので、Dry&Storeの一回の紫外線照射サイクルを完了した時、微生物全体が、生き残る確率は極めて少ない為、補聴器が常に清潔に保てると考えられます。

Bacteria Dose Mould Spores Dose
Corynebact, diptheriae 34 Aspergillus 440-667
Micrococcus sphaeroides 100
Pseudoonas aeruginosa 55
Staphylococcus aureus 26
Streptococcus lactis 62
Streptococcus viridans 20
Mycobacterium tuberculi  100

(株)フィリップスのデータは、上記の表に記載された微生物の90%を死滅させるのに必要とされる波長254nmの紫外線のほぼ最大限の照射量を示しています。